紀元前から作られていたと言われているバター。
風味やテクスチャーをより豊かなものに変えるバターはフランス料理にとって欠かすことのできない食材であり、400年以上前にはソースにバターが使われていたそう。
フランドルやブルターニュ、ノルマンディーなどフランス各地で生産されているバターはそれぞれが個性豊かな旬の農産物である。
今回の書籍では毎日の楽しみであるバターをふんだんに使ったルセットがLes beurres crus、Les sauces et roux、Lier au beurre、Rotir au beurreという4つのチャプターに分かれて60点掲載されている。
あらゆる食材や料理を一つ上のものへと変え、フランス料理を美食の域にまで高めた立役者ともいえるバター。
バターという食材のポテンシャルの高さを再確認することができる1冊だ。
édition: FIRST 社
168ページ
フランス語
2020年刊行
サイズ:縦 24cm×横 20cm×幅 2.5cm
ISBN: 9782412061725