フランス菓子といえば華やかなパリのお菓子をイメージする人もいるのではないだろうか。
しかしそんなお菓子も実はフランスの地方の郷土菓子だったり、それらをアレンジしたものも多い。また、その由来を紐解けば歴史や文化、宗教などがベースとなっていたり非常に興味深い。
この書籍のは南仏の郷土菓子であるヌガーとカリッソンに関するものだ。
1920年に創業したコンフィズリー、Le Roy René ル・ロワ・レネの100周年を記念して作られた今作には王室の歴史、クリスマスの物語、伝説的な逸話からル・ロワ・レネやカリッソンとヌガーの歴史、作り方、それらをアレンジしたお菓子などプロヴァンスの喜びに満ちている。
後半部分にはLe RoyRené ル・ロワ・レネによるヌガーとカリッソンを使った25点のオリジナルのルセットとChristophe Felder クリストフ・フェルデールやStéphaneJégo ステファン・ジェゴといった著名パティシエやシェフによるルセットも紹介されている。
プロヴァンスの人々が崇拝する2つのお菓子を深く究めることができる1冊。
édition: La Martiniere 社
160ページ
フランス語
2020年刊行
サイズ:縦 26.5cm×横 19.5cm×幅 2cm
ISBN: 9782732491899