ブーゲンビリアやラベンダーといった南仏らしい花が咲き乱れる町、Castelletカストレ。
中世の町とも呼ばれ、鷲の巣と呼ばれる丘の上に昔ながらの町並みが残っている。
今作はこのカストレにある五ツ星ホテル、Hôtel du Castellet オテル・デュ・カストレのシェフ Christophe Bacquie クリストフ・バッキエによるものだ。
出身はコルシカ島のカルヴィ、家族もホテル・レストランを経営していたそうだ。
ホテル学校を卒業した後、パリのモンパルナスにあるホテル Hôtel Le Méridien メリディアンで働く。次にマンドリューにあるL'Oasis ロアジスで働くが、この店で働いた事が一つのターニングポイントだったと語っている。
その後も魚介で有名なパリのPrunier プルニエでMOFのGabriel Biscay ガブリエル・ビスカイと共に働き研鑽を積んだ。
2009年より現在のポジションで働いており、自身も2004年にMOFを獲得している。
この書籍では彼の経験と南仏の素材が見事に調和した、美しくいきいきとした料理が多数掲載されている。やはり中心は魚介だが、クラシカルな肉料理も必見。
南仏の魅力が詰まった1冊になっている。
édition: De Boree社
144ページ
フランス語
2014年刊行
サイズ:縦 26.5cm×横 24.5cm×幅 1.5cm
ISBN:978-2-8129-1106-4