ランスから数キロ離れたヴェルという町に1975年にオープンしたL'Assiette Champenoise ラシェット・シャンプノワーズ。
オーナーシェフを務めるのはArnaud Lallement アルノー・ラルマン、1974年生まれという若さながらも非常に研ぎ澄まされたセンスを持つシェフである。
かつてRoger Vergé ロジェ・ヴェルジェ、Michel Guérard ミシェル・ゲラール、Alain Chapel アラン・シャペルといった名立たるシェフに師事した人物だ。
父が亡くなり、24歳にしてラシェット・シャンプノワーズの指揮をとる立場となったが、その2年後の2001年にはミシュランの一つ星を再獲得、2005年には二つ星、2013年にゴー・ミヨのCuisinier de l'annéeを獲得、そしてとうとう2014年に三ツ星を獲得した。
今著ではシャンパーニュ地方でひたむきにワイン作りを行う52のドメーヌの紹介と共に彼らの作るシャンパンに合う料理が掲載されている。
iode 海、terre 大地、végétal 野菜という3つの要素ごとに料理が掲載されているが、そのどれもが三ツ星やシャンパーニュの煌めきに負けない美しいものになっている。
シャンパーニュ地方のグラン・メゾンに相応しい料理の数々をご覧頂きたい。
édition: La Martiniere 社
416ページ
フランス語
2018年刊行
サイズ:縦 29.5cm×横 23cm×幅 4cm
ISBN:978-2-7324-8499-0