フランス原産の高品質な肉牛であるシャロレー種。
日本では霜降り肉が良しとされるが、こちらの肉牛は脂肪が少なく柔らかい赤身が特徴だ。
この書籍はそのシャロレーの中心地にある四ツ星ホテル、Hôtel de la Poste オテル・ド・ポストのオーナーシェフ、Frédéric Doucet フレデリック・ドゥセによるもの。
農業を営む家系に生まれたが、父と母が村にカフェを開いたのが今日のオテル・ド・ポストに繋がっている。
彼は料理の道に進んだ後もブルゴーニュから遠く離れる事なく、リヨンのPierre Orsi ピエール・オルシやPaul Bocuse ポール・ボキューズで経験を積んだ。
現在彼の作る料理もブルゴーニュのエネルギーに満ちたもので、肉、野菜、家禽、チーズとテロワールのインスピレーションを最大限に活かしている。
今作では前半部分はシャロルの長閑な田園風景や生産者との繋がりが記されており、後半部分でルセットが公開されている。
シャロルという地への彼の誇りが感じられる1冊。
édition: Glenat 社
224ページ
フランス語
2016年刊行
サイズ:縦 29cm×横 23cm×幅 2.5cm
ISBN:978-2-344-01224-6