パティスリーだけでなく料理への造詣も深く、Patissier de l'annéeや国家功労勲章のシュヴァリエにも選ばれるなどパティスリー界の進展に大きく寄与しているPhilippe Conticini フィリップ・コンティシーニ。
透明なガラス製の器に料理やデザートを詰めたヴェリーヌを発明した人物としてもその名を残しており、現在はLa pâtisserie des rêves ラ・パティスリー・デ・レーヴの設立者兼パティシエとして世界各国にお店を展開している。
今作はsans sucreとsans édulcorantとあり、砂糖や甘味料を使わないお菓子が掲載されている。
お菓子を作るにあたって欠かすことの出来ない砂糖を使わず一体どのようにしているのだろうか。
レシピや作り方を見る限り、中心になっているのはフルーツやナッツといった自然のものが持つ甘み、煮詰めた果汁、そしてヴァニラやシナモンといたスパイスを使い甘さを補っているようだ。
勿論、砂糖や甘味料を使ってはいけないという制限があるところは少ないが、これらのテクニックを用いて甘味料を減らすことは出来るのではないだろうか。
新しいアイデアが浮かびそうな1冊になっている。
édition: FIRST Editions 社
141ページ
フランス語
2015年刊行
サイズ:縦 24cm×横 19.5cm×幅 1.5cm
ISBN:978-2-7540-7465-0