ロワール渓谷で最も美しい至宝の一つ、Château de Chenonceau シャトー・シュノンソー。
文献に初めて登場したのが11世紀の頃という事からもその長い歴史が伺える。
このシュノンソー城を所有し、好んで滞在していたのがフランス王妃のCatherine de Médicis カトリーヌ・ド・メディシスだ。
イタリアからフランスに嫁いだ彼女だが美食家としてもよく知られており、当時食の最先端であったイタリアから料理人を引き連れてフランスに渡った。
それまで宮廷などでもナイフと手で料理を食べていたが、ナイフとフォークで食べる文化を持ち込んだ事でも有名だ。それ以外にも多くの料理をフランスに伝えたそう。
この書籍は彼女がシュノンソー城でよく食べていた料理やパーティーなどで供されていた料理のルセット約40点が掲載されている。
アーティチョークのベニエ、野菜のリゾット、雄鶏のポトフ、ドラジエのクレーム・グラセなど当時を連想させるクラシックな料理の数々をぜひご覧頂きたい。
Publisher:ALBIN MICHEL社
64ページ
フランス語
2019年刊行
サイズ:縦 25.5cm×横 19.5cm×幅 1cm
ISBN: 9782226442291