こちらの書籍は中古での販売です。
角や表紙に少し傷みがありますが、中はきれいな状態です。
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フランスの女性作家であるSidonie-Gabrielle Colette シドニー=ガブリエル・コレット。
性の解放を掲げ、同性も対象とした恋多き女性だ。
生まれはブルゴーニュ地方だが、バイセクシャルの夫との離婚、ナポレオン3世の血縁であるベルブーフ侯爵夫人ミッシーとの愛人関係、新しい再婚とその相手の連れ子であった義理の息子とも恋仲になるなどフランス各地で波乱万丈な人生を歩んだ。
『シェリ』や『青い麦』など数々の感覚的な小説を執筆し、レジオンドヌール・シュヴァリエを受賞、女性初のアカデミー・ゴンクールの総裁を務めるなど多くの功績を残し、1954年にパリで他界した際にもフランスで女性初の国葬が執り行われた。
今作は文学と同じくらい日常生活や料理にも喜びを見出していた彼女に捧ぐ1冊になっている。
出身地であるブルゴーニュからブルターニュ、コレーズ、プロヴァンスにパリと彼女の足跡を辿り、その地方毎に彼女自身のルセットも含んだ料理が公開されている。
絵画やポートレート、そして彼女が実際に見たであろう風景、彼女の料理への情熱を感じつつコレットと共にフランス各地を旅しているような芸術的な1冊。
édition: Chene 社
256ページ
フランス語
2015年刊行
サイズ:縦 28cm×横 22cm×幅 2.5cm
ISBN:978-2-81231-152-9