フランスの中でも美食の街と称されるLyon リヨン。
この街の美食を語る上で欠かすことのできない存在がEugénie Brazier ウジェニー・ブラジエだろう。
現代フランス料理の母と呼ばれる彼女は1895年に自身のレストランをオープンさせた。
シンプルでありながら洗練されており、それでいて安心できる彼女の料理は瞬く間に多くのゲストや著名人達を魅了した。
女性として初めてミシュランの三ツ星を獲得しており、1933年のミシュランガイドでは計6つの星を獲得している。
2018年1月に逝去したフランス料理界の巨匠、Paul Bocuse ポール・ボキューズも彼女の元で修業したというのは有名な話だ。
今著は1977年に初版が発売されたものが再刊行されたもので、スープ、前菜、卵、魚、肉、家禽、ジビエなど11のチャプターに分かれ約300点ものルセットが掲載されている。
序文を書いているのは弟子にあたるPaul Bocuse ポール・ボキューズやL'Ambroisie ランブロワジーのBernard Pacaud ベルナール・パコー。
偉大な女性シェフが遺した様々な思いが詰まった1冊。
Édition: SOLAR社
280ページ
フランス語
2009年刊行
サイズ:縦 22.5cm×横 19.5cm×幅 3cm
ISBN: 978-2-263-04890-6