帆立貝、ムール貝、アサリ、牡蠣、オマール海老など豊富な魚介と独自の料理文化を発展させてきたブルターニュ地方。
もちろん魚介以外にも多くの特産品が存在している。
今作はブルターニュ地方の料理人の家系に生まれたGerard Boscher ジェラール・ボシェールによる書籍で、テロワールの特徴を活かした料理が掲載されている。
Gerard Boscher ジェラール・ボシェールはSaint-Méen-le-Grand サン・メアン・ル・グランのホテル学校を卒業した後、La Bonne Auberge ラ・ボンヌ・オーベルジュでRostang ロスタンやMoulin de Mougins ムーラン・ド・ムージャンでVergé ヴェルジェなどに師事した。
彼がメンターとして挙げているのは、Paul Bocuse ポール・ボキューズやAlain Chapel アラン・シャペル、Jacques Maximin ジャック・マキシマン、les frères Troisgros トロワグロ兄弟といったクラシックな料理人である。
だからなのか、彼の料理のベースは季節の野菜を多く取り入れながらブルターニュ地方の食材を用いるクラシカルなものになっている。それでいて現代アートや音楽、絵画などから多くのインスピレーションを得ているという盛り付けは非常に芸術的。
Gerard Boscher ジェラール・ボシェールらしいブルターニュのガストロノミーをご覧頂きたい。
Publisher: Le Telegramme 社
142ページ
フランス語
2012年刊行
サイズ:縦 26cm×横 25.5cm×幅 1.5cm
ISBN: 9782848332895