イエス・キリストの降誕祭が本来の意味だが、それぞれの国や文化によって少しずつ違いがあるクリスマス。
フランスでは町にマルシェ・ド・ノエルが並び、七面鳥やブッシュ・ド・ノエルを食べるのが一般的だ。
日本人にとってヨーロッパのクリスマスといえばアルザス地方やドイツのイメージが強いのではないだろうか。
しかし南フランスでもノエルの時期は町の雰囲気が変わり、より宗教色の強い食事が並ぶ。
代表的なものは13 DESSERTと呼ばれる13種類のクリスマス菓子ではないだろうか。
イエス・キリストと12名の使徒を表しており、ドライフルーツやナッツ、フルーツやヌガーなどが含まれている。
今作はノエルの時期に南仏でよく食べられる料理とデザートが掲載された書籍で、ひよこ豆と黒オリーブのベニエや栗とセロリ・ラヴのピューレなどどれもなかなか普段お目にかからない料理となっている。
南仏の逸話や伝統、ノエルの温かい雰囲気も綴られた1冊。
édition: OUEST-FRANCE 社
144ページ
フランス語
2012年刊行
サイズ:縦 24cm×横 17.5cm×幅 1cm
ISBN: 9782737379031