今著は他の料理書とは一線を画している。
というのも掲載されているのは美術史家であり作家でもあるJean-Claude Lebensztejn ジャン=クロード・レーベンシュテインによるエッセイと、トロワグロで提供された後の皿とルセットのみ。料理自体の写真は一切掲載されいない。
エッセイはFrançois Pierre La Varenne フランソワ・ピエール・ラ・ヴァレンヌによって1651年に出版されたLe Cuisinier Françoisが引用されており、当時の料理とそれに対するJean-Claude Lebensztejn ジャン=クロード・レーベンシュテインによる考えが対比的に現れている。
Michel Troisgros ミシェル・トロワグロとCésar Troisgrosセザール・トロワグロによるルセットは100ページに及び、前菜から魚介、肉、デザートまでそのどれもが独創的。
今まで目にしたことがない新たな試みの1冊。
edition: Macula 社
280ページ
フランス語
2020年刊行
サイズ:縦 17.5cm×横 20.5cm×幅 2.5cm
ISBN: 9782865891221