食の大国であるフランス。
地方によって様々な特色があるが、その中でも« bien manger »という食文化が根強く息づいているのがローヌ=アルプ地方ではないだろうか。
良質なテロワールを活かした高い品質の食材、またそれらを活かす生産者やレストランなどが多数存在する。
フランスで最初の果樹園や養蜂などを行ったのもローヌ=アルプであり、現在有機農場もフランス国内で最も多い。
また、Troisgros トロワグロにPaul Bocuse ポール・ボキューズ、Georges Blanc ジョルジュ・ブランにAnne-Sophie Pic アンヌ=ソフィ・ピックなど70以上の星付きレストランが軒を連ねている。
今著はそんなローヌ・アルプの素晴らしい食材達への尊敬の意を込めた作品になっており、様々な食材や生産者、農家や料理人にスポットをあてたものだ。
ルセット自体はあまり多くないが、ローヌ・アルプで活躍する人々が何を思い何を大切にしながら食に携わっているのかが分かる1冊になっている。
Édition: Glenat社
256ページ
フランス語
2014年刊行
サイズ:縦 23cm×横 19cm×幅 2cm
ISBN: 978-2-344-00172-1