2年ごとにフランスのリヨンで行われるパティスリーの世界大会、Coupe du Monde de la Pâtisserie クープ・デュ・モンド・ド・ラ・パティスリー。
優勝者には日本の杉野英実やベルギーのPierre Marcolini ピエール・マルコリーニ、フランスのChristophe Michalak クリストフ・ミシャラクといった一流パティシエの名が並ぶ。
2001年度の大会において優勝を果たしたアメリカのEwald Notter エワルド・ノッターは様々な国で活躍する人物で多くの賞を獲得している。
今作は彼による書籍で、中心となっているのはチョコレートのピエスモンテだ。
前半部分ではチョコレートについての基礎的な情報や必要な器具、テクニックについて記されており、後半部分で様々なピエスモンテの作り方が解説されている。
とにかく全編を通して、掲載されている情報量が非常に多い。
これ1冊あればチョコレートの多くの事を学べるのではないだろうか。
ピエスモンテで用いるデコレーションもアレンジを加えればレストランでも十分に応用出来そう。型紙も掲載されており、非常に実用的な1冊になっている。
Publisher: WILEY 社
408ページ
英語
2011年刊行
サイズ:縦 28.5cm×横 22.5cm×幅 2.5cm
ISBN:978-0-470-39884-5