レバノン料理について詳しく知っている人はどれくらいいるだろうか。
フランスではレバノンからの移民も多く、日常的によく見かけるが日本では自ら探さないとなかなかお目にかからないのではないだろうか。
中東に位置するレバノンはケバブの用な肉料理もあるが、野菜を中心に使った健康的なものが多い。
今作はレバノンの伝統的な料理を現代風にアレンジしたレシピが掲載されており、中東の食文化の今を知ることができる。
朝食からブランチ、アペリティフ、友人とのディナー、家族での食事とシチュエーションごとに料理が掲載されている。
ゴマやナッツ類、穀物やハーブ、オリーブオイルやヨーグルトなどをふんだんに使っており、アジアやヨーロッパとはまた違った独自のスタイルとなっている。
料理の合間にレバノンの生活美学を感じられる写真が収められているので、より深くその世界観に浸っていただきたい。
edition: Alain Ducasse 社
221ページ
フランス語
2017年刊行
サイズ:縦 25cm×横 19.5cm×幅 2.5cm
ISBN: 9782841239207