今作の著者はSonia Ezgulian ソニア・エズグリアンという女性。
かつてリヨンでOxalis オクサリスという自身のレストランを経営していた人物だ。
元々は料理人ではなくジャーナリストで、写真家である夫と共にパリで10年間程働いていたそう。
雑誌などで美食に関するコラムなどを書いており、その中で自分でもレストランをしたいという思いに至ったそうだ。
パリの仕事を辞め、自身の故郷であるリヨンでOxalis オクサリスというレストランをオープンした。
ゲストと共に自分自身も楽しみ本当に幸せな時間だったと語っているが、料理書の出版やイベントへの参加などがあまりに忙しくオープンから7年後にレストランは閉店してしまった。
現在はコンサルタントや執筆活動、ジャーナリストとしての仕事もしているそうだ。
今著は彼女が小さなキッチンから見た人々や様々な逸話をユーモアを交えて紹介したもので、その間々にSonia Ezgulian ソニア・エズグリアンやMichel Troisgros ミシェル・トロワグロ、Eugénie Brazier ユージェニー・ブラジエのルセットが約40点掲載されている。
料理写真はないが、読み物としても楽しい1冊だ。
edition: Les editions de l'epure 社
131ページ
フランス語
2018年刊行
サイズ:縦 20cm×横 11cm×幅 1cm
ISBN: 9782352552819