今著は僅か23歳でオテル・ド・クリヨンのシェフ・パティシエになったChristophe Felder クリストフ・フェルデールとその愛弟子であり、こちらも23歳でル・ムーリスのシェフ・パティシエとなったCamille Lesecq カミーユ・ルセックによるものだ。
これまでにも彼ら二人が腕を組み出版したガレットやブッシュの書籍も非常に完成度が高い。
今回は満を持して発売されたアントルメがテーマとなった書籍だ。
夏や冬、春と秋、それぞれの季節のテーブルを飾る美しいアントルメ。
フレジエやオペラといった伝統的なものからピスタチオのブラウニー、ショコラとクエッチ、バナナ・アナナスなど大胆なフレーバーのものまで巧みに要素が組み合わせられているが、どの作品もバランスがとれたものになっている。
一つのアントルメにつき俯瞰から撮影したものとその断面、構成とルセットが記されている。
チョコレート系やフルーツ系、しっかりしたタイプから軽いタイプのものまで、あらゆる好みを抑えた1冊だ。
édition: La Martiniere 社
224ページ
フランス語
2020年刊行
サイズ:縦 28cm×横 22cm×幅 2cm
ISBN: 9782732490922