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Culina Hortus キュリナ・オルチュスはラテン語で畑の料理を意味するそう。
2018年にリヨンにオープンしたCulina Hortus キュリナ・オルチュスは100％ベジタリアンの料理を提供するガストノミー・レストランだ。

シェフを務めているのは26歳という若き料理人、Adrien Zedda アドリアン・ゼダ。
ミシュラン一つ星を獲得していたSaint-Chamond サン・シャモンのLes Ambassadeur レ・アンバサドゥールやローヌ・アルプ地域のLa Maison Ocre ラ・メゾン・オクルでのシェフの経験を経てリヨンのVictoire et Thomas ヴィクトワール・エ・トマのシェフに就任、その系列店であるCulina Hortusのシェフにも兼任している。

豚肉や内臓などもよく用いるBouchon ブションというリヨンの文化がある中で野菜だけのレストランをするのはかなりの挑戦だったそう。
しかし美食の街として名高いリヨンだからこそ挑戦する価値があるということでオープンしたCulina Hortusは素材へのこだわりはもちろん、アドリアン・ゼダの巧みな技術と心地よいサービスは瞬く間に人気を博し、2000年には世界一のベジタリアンレストランに選ばれた。

100％ベジタリアンでありながらその料理はガストノミーの域に達しており、ゲストの95％はベジタリアンではないにも関わらずこのレストランを訪れている。

今作では彼らの生み出す105点の美しい料理とそれらのベースとなる食材の紹介やテクニックが解説されている。
野菜とガストノミーのさらなる可能性を見出すことのできる1冊。

Édition: Chene社
256ページ
フランス語
2021年刊行
サイズ:縦 26cm×横 20.5cm×幅 3.5cm
ISBN: 9782812320620