国連に加盟している193ヵ国が取り組んでいる持続可能な開発目標であるSDGs。
世界の多様性や生産性を失うことなく発展していくことを目標としており、様々な分野が積極的にSDGsに取り組んでいる。飲食業界も同様にSDGsに取り組んでおり、ミシュランが新たにスタートしたグリーンスターもその代表的なものの一つだろう。
この書籍は食品の生産と消費の方法を考え、気候変動への対応、動植物の多様性の保護、超加工食品のリスクを減らすといった目的で出版されたものだ。
前半部分では野菜はもちろん肉や魚、穀物、海藻、調味料など様々な食材をサステナブルな視点から解説している。その他にも食品ロスを出さないためのテクニックや健康的な調理法などあらゆるノウハウが記されている。
また後半部分では美味しさを犠牲にすることなく健康的で持続可能な方法を使ったルセットが100点掲載されている。
その中にはChristopher Coutanceau クリストファー・クータンソー、Alexandre Gauthier アレクサンドル・ゴーティエ、Pascal Barbot パスカル・バルボ、William Ledeuil ウィリアム・ルドゥイユといった著名なシェフを含む20名の生産者や陶芸家など様々な分野のスペシャリストによるルセットも含まれている。
これからの世界のキーワードの一つともいえる持続可能性に特化した1冊。
édition: Flammarion 社
448ページ
フランス語
2021年刊行
サイズ:縦 28cm×横 25cm×幅 4.5cm
ISBN: 9782080245502