パリ第二のターミナル駅であるサン・ラザール駅から約15分、ラ・ガレンヌ=コロンブ駅から5分ほどの位置にあるパティスリー Nicolas Bernardé ニコラ・ベルナルデ。
パティスリーと表現したが、一般的なパティスリーとは一線を画している。
オーナー・シェフ・パティシエのNicolas Bernardé ニコラ・ベルナルデはパリの料理製菓学校であるフェランディを卒業後、老舗ダロワイヨで見習いとなった。
その後、外務省のキッチンやパリのホテルなどで修業を積み、2001年にはコルドン・ブルーのパティスリー部門の最高責任者に任命される。
2004年にはパティスリー・コンフィズリー部門のMOFも獲得している。
また、自身の店をオープンする前には世界各国を旅し、様々な経験、知識を吸収したそうだ。
彼のパティスリーにはいわゆる生菓子が非常に少ない。
毎週の土曜日と注文分だけ生菓子を作っており、普段はショコラ、マカロン、コンフィズリー、コンフィチュール、焼き菓子、ガトー・ド・ボワイヤージュなどがメインとなっている。
この書籍も同じような構成となっているが、とりわけ旅の中で得た経験を活かしたものが多数掲載されている。
"Un printemps à Kyoto 京都の春"や"Souvenir de Tavira タヴィラの土産"といったパティスリーの名も心地よい仕上がりである。
édition: La Martiniere 社
208ページ
フランス語
2016年刊行
サイズ:縦 29.5cm×横 22.5cm×幅 2cm
ISBN:978-2-7324-6787-0