1989年、パリに設立した製菓学校 Bellouet Conseil ベルエ・コンセイユ。
かつてEcole Lenôtre エコール・ルノートルで講師を務めたG Joel Bellouet G・ジョエル・ベルエとFauchon フォションなどでシェフ・パティシエを務めたJean-Michel Perruchon ジャン=ミシェル・ペリュションによって築きあげられた同校はフランスを代表する製菓学校の一つとなっている。
今作はBellouet Conseil ベルエ・コンセイユで10年以上も講師を務めているパティシエ、Johan Martin ジョアン・マルタンによるもので、彼を象徴するパティスリーが掲載された書籍だ。
パリのMaison Debieux メゾン・ドビューというところでキャリアをスタートさせた彼。
その後、MOFパティシエであるStéphane Glacier ステファン・グラシエの右腕として活躍し、Phoenix フェニックスで行われたコンクールで優勝、Lyon リヨンで行われた飴細工のコンクールで準優勝するなど高い評価を得ている。
現在はフランス各地のパティスリーやショコラトリーのコンサルティングやベルエコンセイユの講師、世界各国でデモンストレーションなどを行えば多くの人が集まる人気パティシエである。
今著では彼によるプティ・ガトーとアントルメ、ヴィエノワズリーが計60点ほど掲載されている。
製菓学校の講師を務めるだけありその技術力の高さは折り紙つき。また一つ一つの作品の完成度が非常に高く、実際のパティスリーに並んでいても遜色のない美しいものばかり。
これからの動向も注目の若手パティシエを象徴するお菓子をご覧いただきたい。
édition: Bellouet Conseil 社
290ページ
フランス語
2017年刊行
サイズ:縦 30cm×横 21.5cm×幅 2cm
ISBN: 9782918223054