フランス革命に翻弄され15歳で父親に捨てられた少年、Marie-Antoine Carême マリー=アントワーヌ・カーレム。
当時は字も読めなかった彼がどのようにしてナポレオンやロシア皇帝、オーストリア帝国皇帝やロスチャイルド家といった上流階級の料理人として活躍していったのか。
今作はシェフの王であり王のシェフとまで言われたAntonin Carême アントナン・カーレムの人生を物語にしたものだ。
現代のフランス料理に多大な影響を与えた彼の生きざまは読み物としても興味深いのはもちろん、彼が遺した約100点のルセットも含まれている。フランスにおける美食の発展を知ることができる1冊。
388ページ
フランス語
2021年刊行
サイズ:縦 24cm×横 15cm×幅 3cm
ISBN: 9782081420571