アメリカ人にとってなくてはならない存在であるバーベキュー。
日本人にとっては料理というよりイベントの一つといった感覚の人も多いのではないだろうか。
だが、彼らにとっては意味や調理法がそもそも違うのだ。
元々はスペインからも移住民が多かったアメリカの南部や中西部が発祥とされている。
調理法も日本のように肉を直火で焼くのではなく、塊の肉を遠火にしてじっくりと火を通していく。そうすることによって安価で固い肩肉なども柔らかく仕上がるそうだ。
その過程で忘れてはならないのが煙の存在だ。燻煙の香りが肉に移り、より香り高い肉に仕上がる。
この書籍はその煙に注目した1冊である。
アメリカでバーベキューを一新したと評され、バーベキューの第一人者とされているSTEVEN RAICHELEN スティーヴン・ライクレンによって記されたこの書籍。
調理器具についての考察や科学的な観点からのアプローチ、約100点のレシピとバーベキューのバイブルとしての1冊となっている。
Publisher: workman 社
293ページ
英語
2016年刊行
サイズ:縦 23cm×横 20.5cm×幅 2cm
ISBN: 978-0-7611-8186-6