サウジアラビアの首都リヤドから約1100km、壮大な谷と緑豊かなオアシス、砂岩の山々に囲まれたアルウラという都市がある。
リヒャンやナバテアといった王国による統治時代から数千年前にまで遡るという古代の文化遺産はサウジアラビア初の世界遺産として知られている。
今作はアルウラをテーマにした書籍となっており、サウジアラビアの食材や偉大な自然やそこで生きる人々からインスピレーションを得た料理が掲載されている。
ルセットを監修しているのはパリの職業訓練校であり著名なシェフを輩出している料理学校、FERRANDI フェランディとLe Cordon Bleu Paris ル・コルドン・ブルー・パリの卒業生でSaudi Arabia’s Culinary Arts AuthorityのCEOを務めるMayada Badr マヤダ・バドル。
デーツ、ギー、ラバン、肉、柑橘、スパイスなどサウジアラビアや中東らしい食材も多く登場するが、料理自体は色鮮やかで洗練された美しいものになっている。
偉大な自然や独自の文化とアートなどで注目を集めているアルウラの新たな一面を感じられる1冊。
édition: RIZZOLI USA社
127ページ
フランス語
2020年刊行
サイズ:縦 36.5cm×横 27.5cm×幅 3cm
ISBN: 9780847868353