こちらの書籍は中古での販売です。
角や表紙に少し傷みがありますが、中はきれいな状態です。
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ストリートフードはもはや単なる「手軽な食事」ではなく、移民文化・都市生活・創造性の象徴とも言える存在だ。
特にパリは近隣国からの移民を中心に多様な文化が融合する都市であり、ストリートフードはその縮図とも言える。手に持って歩きながら食べるという行為の中に、家庭の味、伝統の技法、そして新たな表現が息づいているのではないだろうか。
今作はそんなパリのストリートフード文化を100のルセットと50の店舗情報をまとめた一冊。
著者のFrançois Blanc フランソワ・ブランは、食文化を専門とするジャーナリスト。各国の調理法を丁寧に紹介しつつ、それが都市パリのどこで、どのように支持されているかを文化的背景とともに伝えている。
バインミー、ケバブ、アレパ、ボブン、バブルワッフルなど、アジア・中東・ラテンアメリカ・アフリカなど多国籍なルセットが紹介されており、各ルセットにはその料理がどういった特徴なのかと、その店の物語が記されている。
移民による食文化を知るためだけなく、パリを訪れる人のガイドブックとしても役立つ内容だ。
Editor : Ducasse Edition社
366ページ
フランス語
2022年刊行
サイズ : 縦26.5cm×横20.5cm×幅2cm
ISBN : 9782379450709



