今作も以前に掲載した
GATEAUX (フランス・アルザス)と同じく、師弟関係にあるChristophe Felder クリストフ・フェルデールとCamille Lesecq カミーユ・ルセックによる共作だ。
どちらも若干23歳という若さでパリを代表するパラスホテルのシェフパティシエに抜擢された経験を持っている。
その中で彼らが積み上げてきたものを、パラスのデザートとビストロのデザートという表現で形にしたものが今作のテーマだ。
アプリコット、シトロン、苺、マンゴー、栗、梨、プラリネ、ヴェルヴェーヌといった32種の食材を、パラスとビストロという各2種類のデザートへと仕立てている。
どちらが上でどちらが下という分け隔てはなく、あくまでそれぞれのシチュエーションや求められるものが違うだけで、彼らはそのそれぞれに惜しみない情熱や愛情を注いでいる。
今作も彼ら二人の魅力が存分に詰まった1冊になっているので、ぜひご覧頂きたい。