この書籍はフランスのパティスリー界に興味がある人間なら、垂涎の1冊ではないだろうか。
僅か23歳でオテル・ド・クリヨンのシェフ・パティシエになったクリストフ・フェルデールとその愛弟子であり、こちらも23歳でル・ムーリスのシェフ・パティシエとなったカミーユ・ルセックによる今共著だ。
この書籍には大小約150点の珠玉のレシピが掲載されている。
アルザス出身であるクリストフ・フェルデールによる菓子、掲載されているものも決して派手で煌びやかではないが、力強く、それでいて上品で食味をそそる色合いをした何ともフランスらしい仕上がりになっている。
プティ・フールやミニャルディーズのようなものから大型のクロカンブッシュやクグロフ、フルーツを使ったものからしっかりと焼き込んだお菓子まで網羅されている。
洋菓子とはまた違う、フランス菓子を愛して止まない方にオススメしたい1冊。
édition: Martinière 社
384ページ
フランス語
2015年刊行
サイズ:縦 29cm×横 22.5cm×幅 3cm
ISBN:978-2-7324-7051-1