OTEQUEとは ― ブラジルの食材とテロワールを現代的に表現するガストロノミーレストラン

OTEQUE オテケとは

ブラジル・リオデジャネイロのボタフォゴ地区に店を構えるOTEQUE オテケは、シェフのAlberto Landgraf アルベルト・ラントグラフが率いるガストロノミーレストランである。

ブラジル各地の食材や魚介、豊かな自然を背景に、洗練された技法とミニマルな表現で独自の料理を生み出し、ラテンアメリカを代表するレストランの一つとして世界的な評価を集めている。

 

ボタフォゴ地区


OTEQUEが店を構えるボタフォゴ地区は、リオデジャネイロ南部に位置するエリアである。目の前にはグアナバラ湾が広がり、コルコバードの丘やシュガーローフを望む景観でも知られている。

また、近年は歴史ある街並みと新しいカルチャーが融合し、リオデジャネイロの中でも感度の高いレストランやカフェが集まるエリアとして知られている。

OTEQUEも1938年築の住宅を改装した建物に店を構え、この街の落ち着いた雰囲気の中で独自のガストロノミーを発信している。

OTEQUEの特徴

2018年にオープンしたOTEQUEは、魚介を中心としたコース料理を提供している。

料理は決して派手ではないが、食材そのものの魅力を最大限に引き出すことを重視しており、火入れや酸味、温度、食感の細かなバランスによって、一皿ごとに素材の個性を表現している。

ブラジル固有の食材と現代的な技法を融合させた料理は、世界中の料理人からも高い評価を受けている。


シェフ Alberto Landgraf

Alberto Landgrafはブラジル生まれで、日本とドイツにルーツを持つシェフである。

物理学を学んだ後に料理の道へ進み、ロンドンではTom AikensやGordon Ramsayのもとで経験を積んだ。

その後ブラジルへ戻り、自身の料理哲学を形にする場としてOTEQUEを開業した。

ブラジルの自然とテロワール

OTEQUEの料理を語るうえで欠かせないのが、ブラジルという土地である。

豊かな海、森林、多様な気候が育む食材を積極的に取り入れ、生産者との関係やサステナビリティも重視している。

料理だけでなく、その背景にある自然や文化まで表現しようとする姿勢が、OTEQUEの大きな特徴となっている。


世界から高い評価を受けるレストラン

OTEQUEは世界のガストロノミーシーンでも高い評価を受けている。

2026年版ミシュランガイド・リオデジャネイロでは一つ星を獲得。
また、「The World's 50 Best Restaurants」や「Latin America's 50 Best Restaurants」にも継続的に選出され、ブラジルを代表するファインダイニングとして国際的な注目を集めている。


2022年には「Latin America's 50 Best Restaurants」のArt of Hospitality Awardも受賞し、料理だけでなく、サービスやレストラン体験全体においても高い評価を得ている。



書籍『OTEQUE』

Phaidonから刊行された『OTEQUE』は、レシピ集であると同時に、レストランの思想や料理哲学を伝える一冊である。

Andrea Petriniによるエッセイ、美しい料理写真やブラジルの風景写真とともに、Alberto Landgrafの考え方や創作の背景が丁寧に紹介されている。


OTEQUEというレストランをより深く知りたい方はもちろん、ブラジルガストロノミーの現在地に触れたい方にもおすすめしたい一冊である。

 

OTEQUEの料理哲学や世界観をさらに深く知りたい方は、こちらの書籍もぜひご覧いただきたい。

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