フランスの西側、大西洋に面したノワールムティエ島。
この辺鄙な場所にある島の先端部分には世界中から美食家や料理人が集うレストランがある。
そのレストランの名前はLa Marine ラ・マリーヌ、シェフは2017年版のゴー・ミヨでCuisinier de l'année、その年を代表料理人にも選ばれたAlexandre Couillon アレクサンドル・クイヨンだ。
彼と彼の妻であるセリーヌによって営まれている ラ・マリーヌはミシュランの二つ星を獲得している。
遠くても行く価値があると語る彼の料理とはどのようなものなのか。
彼らの出会いは16歳、ホテル学校で初めて出会ったそうだ。
その後それぞれにキャリアを積み、Michel Guerard ミシェル・ゲラールやThierry Marx ティエリー・マルクスの元で修業した。
しかし彼らが僅か22歳の時にアレクサンドル・クイヨンの両親の申し入れでレストランの跡を継ぐこととなった。
若いカップルは短いキャリアのなかで得た経験を活かし、レストランを切り盛りしていたが、やはり最初のころは非常に大変だったそうだ。
転機が訪れたのは2002年、ミシュランのビブ・グルマンに選ばれたのだ。
2007年にはミシュランの一つ星を獲得、現在はその7年後には二つ星を獲得するに至った。
彼らの常にその土壌に根差した料理を目指している。
とりわけ魚貝類への評価は非常に高い。
彼らが目指し続ける、ラ・マリーヌにしか出せない料理をぜひご覧頂きたい。
édition: epure社
256ページ
フランス語
2016年刊行
サイズ:縦 25cm×横 19.5cm×幅 2cm
ISBN:978-2-68588-268-0