ベジタリアンやヴィーガンなど海外だけでなく日本でも野菜を中心とした食生活をおくる人が増えているそう。
そんな流れに逆行するように2015年にマドリードにオープンしたのが内臓料理専門店であるLa Tasqueria ラ・タスケリアだ。食堂を意味するTasca タスカと内臓料理を意味するCasqueria カスケリアを組み合わた店名となっている。
シェフであるJavi Estévez ハヴィ・エステヴェはホテル学校を卒業後、マドリードの五つ星ホテルやスペイン各地の星付きレストランで腕を磨いた人物。
スペインで美食の父と呼ばれるJulio Reoyo フリオ・レオヨに師事し、マドリードの典型的な伝統料理を復活させたいという思いのもと内臓料理を専門にあつかうLa Tasqueria ラ・タスケリアのシェフに就任した。
カジュアルでエレガント、そしてファッショナブルに仕立てられた料理は多くの美食家を惹きつけ、僅か数か月でマドリードの必須レストランの一つとなった。
今著では彼が得意とする内臓料理が惜しみなく公開されている。
子牛、子羊、豚、鶏のあらゆる内臓を用いた料理はセンセーショナルな見た目でありながら非常によく練られたクオリティの高いものばかり。
他に類を見ないJavi Estévez ハヴィ・エステヴェの料理に没頭していただきたい。
Édition: Montagud 社
288ページ
スペイン語
2020年刊行
サイズ:縦 28cm×横 18cm×幅 3cm
ISBN: 9788472121836