フランス中南部に位置するAuvergne オーヴェルニュ地域。
フランスの中でも辺境と呼ばれる程の田舎である。
しかしその反面食材については非常に優れたものが多い。
この地方で生産される食材の内20%がAOPに認定されており、フランスの全国平均の2倍にあたるそうだ。
今作はのChamalières シャマリエールで活躍する二人の料理人、Frédéric Huret フレデリック・フレとWilfrid Chaplain ウィルフリド・シャプランによるもの。
Frédéric Huret フレデリック・フレはシャマリエールのホテル学校で料理を教えており、Wilfrid Chaplain ウィルフリド・シャプランは1930年創業のHôtel Le Radio オテル・ル・ラディオのシェフで一つ星を獲得している。
彼らによって創り出される料理はオーベルニュの魅力を最大限引き出したものになっている。
豚や牛、羊、ピュイ産レンズ豆、エスカルゴ、アスパラガス、チーズなど、これぞオーヴェルニュといった食材を用い、洗練された料理へと仕立てあげている。
60点のレシピと共に食材の生産者や様々な知識が散りばめられている。
オーヴェルニュの情熱そのものが書籍になった1冊ではないだろうか。
édition: De Boree 社
205ページ
フランス語
2017年刊行
サイズ:縦 29.5cm×横 24.5cm×幅 2cm
ISBN:978-2-8129-2230-5