今著はフランスの人気製菓雑誌、Journal du Pâtissier ジャーナル・デュ・パティシエ初の書籍版にあたる。
毎回フランスのパティスリー界の最新ニュースの他、多数のパティシエ達のクリエイティブなお菓子が掲載されているが、今作では複数のパティシエによる作品ではなく Sebastien Serveau セバスチャン・セルヴォーのルセットがステップ・バイ・ステップで解説されている。
かつてAlain Ducasse アラン・デュカスの元でパティスリー責任者として勤務し、Ritz Paris リッツ・パリのシェフ・パティシエ、Dalloyau ダロワイヨのパティスリー・ショコラトリーのシェフなどを歴任した実力派の人物だ。
今作は古典の再発見というテーマの元、クラシカルな菓子を彼の解釈で再構築したものが掲載されている。
少し難易度が高いが手順が解説されており非常に親切な作りだ。
どのパティスリーも彼らしいエスプリの効いた美しくも可愛らしいものになっている。
Publicite: Patissier de France 社
252ページ
フランス語 英語 併記
2016年刊行
サイズ:縦 25cm×横 20cm×幅 2cm
ISSN: 9782955396605