妻の不貞を知ってしまった王、シャハリヤールは妃の首を刎ね、女性不信になってしまう。
そして大臣に自身のもとへ毎晩処女を連れてくるよう命じ、処女と寝ては翌朝には殺すという事を繰り返す。
大臣は心身共に疲れ果ててしまうが、その姿を見た大臣の娘、シャハラザードは国中の娘を守るため、そして父や妹のため自ら王の元へ行くことを決めた。
そして王の元で自身の命をかけて夜な夜な語り継がれた話こそが千夜一夜物語である。
パスティーヤ、バクラヴァ、チェバキアス、ロクム、ハルヴァ、カダイフ...
千夜一夜物語のお菓子と名付けられたこの本に登場するものはどれも古くて新しい、そして可愛らしいお菓子達である。
日本人にはあまり馴染みのない中東系のお菓子だが、そのどれもが風味豊かで香り高い。
この本を通じてオリエンタルな千夜一夜の旅に出てみては如何だろうか。
Édition: LAROUSSE社
73ページ
フランス語
2014年刊行
サイズ:縦 19.5cm×横 19.5cm×幅 1cm
ISBN: 978-2-03-589922-4