スイスを代表するレストランであるHotel de Ville オテル・ド・ヴィル。
20世紀最高のフランス料理人と称されるFrédy Girardet フレディ・ジラルデが1971年に開業し、1994年にスイスで初の三ツ星レストランとなったGirardet ジラルデがそのルーツとなっている。
その後レストランを譲り受けた弟子のPhilippe Rochat フィリップ・ロシャもミシュラン三ツ星を獲得、さらにその跡を継いだ弟子でジビエのマエストロとしても名高いBenoit Violier ブノワ・ヴィオリエも三ツ星を獲得、LA LISTEでは世界一のレストランにも輝いた。
その翌年にBenoit Violier ブノワ・ヴィオリエは猟銃での自殺を遂げてしまうが、その遺志を継いだのが2000年からPhilippe Rochat フィリップ・ロシャの元で兄弟弟子として働き、常にブノワ・ヴィオリエの右腕でもあったFranck Giovannini フランク・ジョヴァンニーニだ。
激動の渦中にありながらもFranck Giovannini フランク・ジョヴァンニーニはミシュラン三ツ星とGault&Millau19/20を維持しており、2018年にはCuisinier de l'annéeにも選ばれた。
今著はHotel de Ville オテル・ド・ヴィルで彼が過ごした5年間の料理をそれぞれの季節ごとに綴ったものだ。
5saisons とあるようにHotel de Ville オテル・ド・ヴィルではPrintemps、Été、Automne、Hiverに加えてEstivalというもう一つの夏のメニューも提供している。
料理はレストランで提供されるガストロノミックなものとそれを少しアクセスしやすくしたものの2通り掲載されており、レシピ数は100点以上となっている。
先人達の意志を受け継ぎ、進化を続けながら常に高いレベルを維持するFranck Giovannini フランク・ジョヴァンニーニの料理をご覧いただきたい。
édition: FAVRE社
276ページ
フランス語
2021年刊行
サイズ:縦 31cm×横 30cm×幅 3cm
ISBN: 9782828919559