今著は3つの偉大な国を巡る旅の物語だ。
皇帝エカチェリーナ2世が設立したウクライナのОдеса オデッサからトルコのIstanbul イスランブールを抜け、アジアとヨーロッパの融合した街、Trabzon トラブゾンに至る。
著者はCaroline Eden キャロライン・エデン
彼女はその旅の中でベッサラビア、ルーマニア、ブルガリアといった黒海沿岸の都市に立ち寄り、その文化や料理のレシピを探究したそう。
ユダヤ人のテーブルからブルガリアの漁師、イスタンブールで出会ったロシアからの移民など、なかなか目にかかることのないポイントにスポットを当てている。
内海で採れる魚介類やアンチョビ、色鮮やかな野菜、オリーブ、羊、ナッツ、フルーツなどヨーロッパともアジアとも違った、この地域特有の料理の数々と美しい風景。
素朴でありながらどこか神秘的な黒海を発見することができる1冊。
Publisher: Hachette社
280ページ
フランス語
2017年刊行
サイズ:縦 2.5cm×横 17.5cm×幅 3cm
ISBN: 9782019451738