フランスの偉大なシェフ Michel Bras ミシェル・ブラスとその息子であるSébastien Bras セバスチャン・ブラス。
Aveyron アヴェロンのvillage de Laguiole ライヨール村に1992年にLe Suquet ル・シュケをオープン、三ツ星レストランなどで働いていないにも関わらず瞬く間にミシュラン三ツ星を獲得した。
孤立した地域にありながら、ガルグイユやクーラン・ショコラなど象徴的な料理を発明したことでもよく知られており、21世紀を代表する料理人の一人に数えられている。
2009年には息子のSébastien Bras セバスチャン・ブラスにそのポジションを譲り、彼もまたBRASと大地に根差した料理を作り続けている。
今作はMichel Bras ミシェル・ブラスの祖母からSébastien Bras セバスチャン・ブラスまで、世代を超えて受け継がれてきたレストランの物語が記された書籍だ。
家族の歴史やAubrac オーブラックの四季の様子やBRASの考え方、日本やイタリアでの時間や三ツ星を返還したミシュランに対する思いなど、美しい風景や約40点の彼ららしい料理以外にも非常に興味深い内容について語られている。
あまり書籍を出していないBRASを総括した濃い内容の1冊。
edition: Phaidon Press社
272ページ
フランス語
2022年刊行
サイズ:縦 29cm×横 21.5cm×幅 3cm
ISBN: 978-1838662752