フランスのボジョレーで1961年に創業した老舗シャルキュトリー、Bobosse ボボス。
内臓や腸などを使ったシャルキュトリーであるアンドゥイエットをリヨンの名産品にまで発展させた名店としても知られている。
仔牛の腸間膜やマスタード、玉ねぎ、エシャロット、白ワイン、スパイスなどで風味づけされたアンドゥイエットの発祥はフランス北西部のCambrai カンブレと言われているが、Bobosse ボボスの設立者であるRené Besson ルネ・ベッソンは友人のGeorges Dubœuf ジョルジュ・デブッフとPaul Bocuse ポール・ボキューズの手を借りながらマーケティングを行い、ソーシッソン・ド・リヨンに並ぶ名物となったそう。
今作の前半部分ではBobosse ボボスの歴史やシャルキュトリーに関する知識が、後半部分にはルセットが掲載されている。
またルセット部分の料理は写真ではなくイラストで表現されているという興味深いスタイル。
顧客にはブションから星付きレストランまでがその名を連ねており、ボジョレー地区のイメージの向上にまで発展したBobosse ボボスについて深く知ることができる1冊だ。
édition: Glenat社
224ページ
フランス語
2023年刊行
サイズ:縦 29cm×横 21.5m×幅 2cm
ISBN:9782344058527