現代的まで受け継がれてきたボルドーの伝統的な料理。
この書籍にはそんな伝統的な料理が約45点掲載されているが、トリカンディーユのグリエやエスカルゴのコデラン風、ヤツメウナギのペルシャードといった現代では食べられていない料理ではなく今でも実際に食べられているレシピが紹介されている。
著者はBruno Oliver ブルーノ・オリヴェ。
曾祖父はロンドンのSavoy サヴォイでAuguste Escoffier オーギュスト・エスコフィエと共に働いたLouis Oliver ルイ・オリヴェ、祖父はかつてGrand Véfour グラン・ヴェフールのオーナーシェフで三ツ星を獲得したRaymond Oliver レイモン・オリヴェ、父は300万部以上を売り上げたLa cuisine est un jeu d'enfantsの著者でもあるMichel Oliver ミシェル・オリヴェ、息子のAlexandre Oliver アレクサンドル・オリヴェはle Chefによる2018年の最優秀パティシエにも選ばれるなど5世代にもわたって美食の世界で活躍している家系だ。
ボルドー出身であるBruno Oliver ブルーノ・オリヴェがこの書籍で目指したのは身近で手に入りやすい食材を使いながらしっかりとボルドーを感じられるということ。確かにちょっとした食材の組み合わせなどがボルドーらしいものになっている。
ボルドーの豊かさと繊細さを感じていただきたい。
édition: SUD OUEST社
71ページ
フランス語
2021年刊行
サイズ:縦 24cm×横 17cm×幅 1cm
ISBN: 9782817708287