ヴェネト州生まれのシェフ、Carlo Cracco カルロ・クラッコ。
イタリア版マスターシェフでパーソナリティを務めるなどイタリアで絶大な人気を誇る人物だ。
ホテル学校を卒業した後、料理の道へと進む。
ミラノのレストランでGUALTIERO MARCHESI ガルティエロ・マルケージに師事した事が人生のターニングポイントだったと語っている。
プロヴァンス地方やフランスでの勤務を経験した後、名店 Enoteca Pinchiorri エノテカ・ピンキオーリでシェフを務める。
さらに上を目指すカルロ・クラッコはその後もロンバルディア州やピエモンテ州でも仕事をしている。
今著は彼によるレシピが約60点掲載されている。
素材そのものの持つ本質的な良さを活かす事により、簡単でシンプルでありながらも非常に美味しい料理ができる。
卵、小麦粉、芋、レモン、牛乳、トマトといった11種の食材の特徴や歴史、現代的な使用方法が提示されている。
シンプルに見える食材達の本当の豊かさを感じる事のできる1冊だ。
Editore : RIZZOLI 社
2016年刊行
288ページ
イタリア語
サイズ:縦 22cm×横 15.5cm×幅 2.5cm
ISBN : 978-88-17-09018-6