『CUISINE IODEE』 磯の料理や海の料理を意味するタイトルがついた今作はフランス南西部に位置する海沿いの都市、La Rochelle ラ・ロシェルのMOF、Johan Leclerre ジョアン・レクレールによるものだ。
漁師の息子として生まれ、幼い事から海に親しんでいた。
海に漁に出た後には家族で集まり、釣った魚を用いた料理で家族団欒の時間を過ごしていたそう。
その素晴らしい時間を共有したいという思いから料理人の道を選んだ彼。
最初に働いたのはパリ近郊にあるレストラン、Relais Sainte-Jeanne ルレ・サン・ジョアンヌだ。
その後もPierre Gagnaire ピエール・ガニェール、La cote Saint Jacques ラ・コート・サン・ジャック、Troisgros トロワグロ、Louis XV ルイ・キャーンズなどフランスを代表するレストランの数々で偉大なシェフに師事した。
2000年にはChef de la région Poitou Charentes ポワトゥー・シャラント最優秀シェフに、2007年にはMeilleur Ouvrier de Franceに認定された。
現在はラ・ロシェルに自身のレストラン La Suite ラ・スイットをオープン、海と陸の素材を活かした料理で多くの美食家を唸らせている。
今著は彼の得意とする魚介料理30点が掲載されたものだ。
メーグルと鮃のロティ、セトーの天麩羅、帆立のグリエ、ムール貝の松葉蒸し焼きなどシンプルでありながらラ・ロシェルらしさを感じさせる料理の数々。
鮮やかで美しい業界料理を楽しんで頂きたい。
édition: SUD OUEST 社
63ページ
フランス語
2019刊行
サイズ:縦 24cm×横 17cm×幅 1cm
ISBN:9782817706313