フォアグラ、トリュフと並んで高級食材として名高いキャビア。
ベルーガ、オシェトラ、セヴルーガなど様々な種類があり、高いものではティースプーン1杯で10万円以上の価格をつけるものもある。
しかし高級であるが故に、かえってそこまで深くキャビアについて詳しく知っている人は少ないのではないだろうか。
今著はキャビアについての知識がつまったものになっている。
歴史や逸話、生物学にその特性など70の質問を通じてより深くキャビアの事を知ることができる。
-エカチェリーナ2世がキャビアと合わせてイギリス産ビールを飲んだ理由は
-ベル・エポック時代のロシア公爵がマキシムで食べたキャビアとは
-イタリア、フランス、中国、キャビアの最初の生産者とは
-貴重な黒い宝石を最大限活かす方法
-偉大なキャビアの秘密
などなど、非常に興味深いコラムが続く。
レシピなどはほとんど掲載されていないが、普段なかなか知ることのないキャビアの見聞を広める事のできる1冊だ。
Édition: CHRONIQUE 社
168ページ
フランス語
2014年刊行
サイズ:縦 22cm×横 18.5cm×幅 2cm
ISBN: 978-2-36602-529-3