2年毎にリヨンで開催される料理コンクール、Bocuse d'or ボキューズ・ドール。
1987年に第一回が開催されており、世界中の予選を勝ち抜いた料理人達が腕を競っている。
日本も幾度と挑戦しているが、最高順位は2012年の浜田統之による3位入賞が最高順位となっていることからもそのレベルの高さが窺い知れる。
2019年までに最高賞であるBocuse d'orを獲得した回数はフランスが最も多く7回、次いでノルウェーが5回、デンマークが2回でそれに続く。
今回の書籍は挑戦を続けるアメリカチームがどのようのボキューズ・ドールに取り組んでいるか、そしてどのように2015年にBocuse d'argent、2017年にBocuse d'orを獲得したのかが記されている。
コーチを務めるGavin Kaysen ギャヴィン・ケイセン、Thomas Keller トーマス・ケラー、Daniel Boulud ダニエル・ブールーによる勝利への取り組みなどは非常に興味深い。
また書籍の後半には大会での実際の料理のレシピや大会に関する様々なレシピが掲載されている。
Bocuse d'or ボキューズ・ドールに興味がある方にはぜひご覧頂きたい1冊。
édition: PRESTEL 社
314ページ
英語
2017年刊行
サイズ:縦 28.5cm×横 24cm×幅 3cm
ISBN: 9783791383699