パリの六区、モンパルナスの区画に古き良き時代の雰囲気がそのままに残ったビストロがある。
店の名前はChez Marcel シェ・マルセル、1919創業の老舗レストランだ。
観光客から地元民まで多くの人の胃袋を掴むこの店はリヨンのビストロ、つまりブションである。
かつて馬車の馭者をしていた人々が休憩がてらに食事を摂っていた事から、藁の束を意味するブションという名がついたそう。
今著は同時からのスタイルを頑なに守りぬくChez Marcel シェ・マルセルの料理やブションやリヨンの料理の歴史などが記されている。
その源流とも言えるのリヨン料理のシンボル、Mère Brazier メール・ブラジエやPaul Bocuse ポール・ボキューズにも言及している。
掲載されているルセットはどれも昔から使い続けている本物のビストロ料理ばかり。
フランス料理の象徴ともいえるChez Marcel シェ・マルセルの料理をご覧頂きたい。
Édition: Albin Michel 社
161ページ
フランス語
2016年刊行
サイズ:縦 28cm×横 20.5cm×幅 2.5cm
ISBN: 978-2-2263-2151-0