かつてリヨンでOxalis オクサリスという自身のレストランを営んでいた元ジャーナリストであるSonia Ezgulian ソニア・エズグリアン。
現在はコンサルタントや料理書の出版や、ジャーナリストとしての仕事もしているそう。
今回の書籍はフォワグラを使った料理が掲載されたもの。
古代エジプトで鵞鳥にイチジクを与え、肝臓を肥大化させたものがフォワグラの起源とされており、ヨーロッパでは紀元前からフォワグラが食べられていたそう。日本では高級料理でしか見かけないが、フランスではお祝いやちょっとしたイベントでもよく食べられるほど馴染みが深い。
今著ではフォワグラの選び方から掃除方法、鵞鳥と鴨の違いなどとともに60点以上のルセットが掲載されている。
料理はよく練りこまれていながらもフォワグラの風味をしっかりと活かしたものばかり。
手書きの書体やイラスト、フォアグラに関連する過去の写真やイラストなども興味深い。
フランスらしさが詰まった1冊。
édition: EDITION STEPHAN BACHES 社
66ページ
フランス語
2014年刊行
サイズ:縦 25cm×横 17.5cm×幅 1.5cm
ISBN: 9782357521858