こちらの書籍は中古での販売です。
角や表紙に少し傷みがありますが、中はきれいな状態です。
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フランスにおける大統領官邸であるPalais de l'Élysée エリゼ宮殿。ギリシア神話に登場する楽園が名前の由来となっているという。
エリゼ宮では日々、大統領主催の晩餐会や迎賓の宴会が催されている。
フランスの文化や習慣にもよるのだが、その中で非常に重要な役割を持つのが料理である。
美食外交とも呼ばれ各国の主賓を喜ばせる他、大統領や大統領夫人の胃袋を満足させてきたエリゼ宮のキッチン。
この書籍は1974年から2013年までの40年もの間、このキッチンで働いてきたBernard Vaussion ベルナール・ヴォションによるものだ。
1970年代の頃に行われた宴会の料理から2010年の料理まで、美しい写真やレシピの他、供されたワインやその際に使われたテーブル、使われた皿までが掲載されている。
そのどれもが、分かる人が見れば眩暈がするようなもの豪華なばかりだ。
世界中の三ツ星レストランを見てもここまでのものはないだろう。
レストランではないため、TVやメディアに登場することがあまりない彼の料理。
最高級の食材、豪華なカトラリーや絢爛な内装ももちろんだが、彼の大統領宮料理人であるという誇りや料理への造詣、そして情熱こそがエリゼ宮の料理たる所以ではないだろうか。
世界最高峰の、クラシックで美しいフランス料理を是非ご覧頂きたい。
édition: Hachette 社
フランス語
2012年刊行
222ページ
サイズ:縦 25cm×横 19.5cm×幅 2.5cm
ISBN:978-2-01-230841-1