料理の手腕だけでなく、多方面にその才能を発揮するシェフ Daniel Boulud ダニエル・ブルー。
現在アメリカで13店舗、カナダに2店舗、ロンドンとシンガポールにも店を持っている。
彼の出身はフランス、リヨン郊外に位置するSaint-Pierre-de-Chandieu サン=ピエール=ド=シャンデュー。
農家の家に生まれ、自然に料理の道へ進んだそう。
フランス最優秀見習いのファイナリストに選ばれるなど、若いころからその頭角を現した彼、ロジェ・ヴェルジェやジョルジュ・ブラン、ミシェル・ゲラールといった名立たるシェフ達に師事した。
その後ニュー・ヨークへ渡り、いくつかのレストランで働いた後に老舗レストラン Le Cirque ル・シルクのシェフに抜擢される。
このレストランアメリカが国内の最高峰の評価を得たのは間違いなく彼の功績だろう。
1993年にフラッグシップであるDANIELをオープンしミシュランの星を獲得、1998年にオープンしたCafé Bouludも同じく星を獲得している。
この書籍は3つのチャプターに分かれており、第1章ではDANIELの料理が、第2章ではフランスでも見られなくなった古典料理、第3章ではダニエル・ブルーによる家庭料理がそれぞれ美しい写真と共に掲載されている。
フランスの伝統を守りながらもニューヨークのセンスを織り交ぜた魅力的な料理をご覧頂きたい。
Publisher: Grand Central Life & Style 社
396ページ
英語
2013年刊行
サイズ:縦 28.5cm×横 26cm×幅 3.5cm
ISBN:978-1-455-51392-5