片側にスイス・ローザンヌの中心街であるLe Flon ル・フロンを、反対側には美しいレマン湖を臨む五つ星の高級ホテル、Lausanne Palace ローザンヌ・パラス。設立は1915年と非常に古く、第二次世界大戦のあとにスイスに亡命したCoco Chanel ココ・シャネルを迎えたことからココ・シャネル・スイートという部屋もあるそう。
国際オリンピック協会の公式ホテルであり、多くの大統領も宿泊するというLausanne Palace ローザンヌ・パラスには4つのレストランと3つのバーがあり、メインダイニングはミシュラン一ツ星を獲得している。
このホテルのシェフを務めているのが今作の著者であるEdgard Bovier エドガー・ボヴィエだ。
彼の料理はローザンヌにありながら地中海料理のようなエネルギーに満ちている。
というのも彼はニースのHôtel Negresco ホテル・ネグレスコでDominique le Stanc ドミニク・ル・スタンに師事し、ギリシャでも新鮮な野菜と豊富な魚介類、そしてオリーブオイルに囲まれて料理を作っていたからだそう。
今著にも鮮やかで生命力に満ちた美しい料理が掲載されている。
アルプスの壮大なパノラマと地中海の魅力が見事に融合した素晴らしい1冊。
Édition: FAVRE社
233ページ
フランス語
2009年
サイズ:縦 29cm×横 24cm×幅 3cm
ISBN: 9782828910914