パリの凱旋門から北に約10分進んだところにあるレストラン、Frederic Simonin フレデリック・シモナン。
MOFのファイナリストにも選ばれたシェフで、ミシュラン一つ星も獲得している。
ブルターニュ地方出身で15歳からキャリアをスタート。
18歳の時には最優秀アプランティに選ばれるなど当時からその片鱗をうかがわせている。
その後、Ledoyen ルドワイヤン、Le Meurice ル・ムーリス、Taillevent タイユヴァン、Le George V ル・ジョルジュ・サンクなどパリの名だたる名店で腕を磨いてきた。
初めてシェフのポジションに就いたのはかつてLedoyen ルドワイヤンでシェフを務めたGhislaine Arabian ジスレーヌ・アラビアンのレストラン。彼女からシェフの座を受け継ぎ、見事
ミシュラン一つ星を獲得している。
2004年にはLa Table de Joël Robuchon ラ・ターブル・ド・ジョエル・ロブションのオープンに伴いJoël Robuchon ジョエル・ロブションからシェフとして招かれた。同年の最優秀若手シェフ、"Jeune Chef de l'année"に選ばれ、ミシュラン一つ星も獲得するなど高く評価された。
2006年、ロンドンと東京に新たにオープンするJoël Robuchon ジョエル・ロブションによるレストランのエクゼクティブ・シェフとして呼ばれ、僅か4ヶ月で一つ星、その後二ツ星を獲得した。
満を持して2010年に自身のレストランをオープン、翌年には最優秀シェフ"Chef de l'année"
とミシュラン一ツ星を獲得している。
今著では12名の生産者と共に彼による洗練された料理が約80点掲載されている。
農家への敬意やサステイナブル・アグリカルチャーにもスポットを当てた美しい書籍だ。
édition: Chenet社
320ページ
フランス語
2018年刊行
サイズ:縦 28.5cm×横 24cm×幅 2.5cm
ISBN:978-2-81231-758-3