パリで最も古いホテルと言われているHOTEL MEURICE ホテル・ムーリスでシェフ・パティシエを務めるCédric Grolet セドリック・グロレ。
ロワールのFirminy フィルミニーという町で育った彼、祖父母はホテル・レストランを経営していた。
小さい頃は単純に楽しいからという理由で祖父にくっついてレストランに通っていたそうだが、気付いた時にはパティスリーというものに夢中になっていたそうだ。
13歳から本格的にパティスリーで仕事を始めるが、彼は常に努力を重ねている。
CAPwp取得し学校を卒業する際にもクラストップの成績を修め、フランスのMeilleur Apprenti でも3位に入賞する程だ。
その後も多くの賞を受賞しながら経験を積み、Fauchon フォションで働く時には北京やドバイ、モロッコ、韓国などではチームを率いる立場となった。
2011年にムーリスのスー・シェフ・パティシエとなり、2012年には27歳という若さでシェフ・パティシエとなっている。
さらに2016年度のmeilleur chef pâtissierに選ばれるなど、現在最も注目されているパティシエの一人だ。
タイトルの通り、今作は彼によるフルーツを題材にした書籍。
下記の7つのタイプごとのフルーツやナッツ45種類を使ったレシピが約100点掲載されている。
1. Agrume
2. Fruits à noyau
3. Fruits à pépins
4. Fruits exotiques
5. Fruits rouges et noirs
6. Fruits sauvages
7. Fruits secs & à coque
フルーツを模したものや手が掛かりそうなデザートなど、なかなか同じものを作るのは難しいかもしれないが、世界最高峰のパティシエの創造性に触れる事ができる1冊になっている。
édition: Alain Ducasse Edition 社
336ページ
フランス語
2017年刊行
サイズ:縦 29.5cm×横 23.5cm×幅 3cm
ISBN:978-2-8412-3913-9