アメリカ・ニューヨークの中心地であるマンハッタンでアルザスの料理をベースに非常に高い評価を得ているレストランがある。
レストランの名前はアルザス出身であるシェフ名を冠したGabriel Kreuther ガブリエル・クライター。
Strasbourg ストラスブールの北にある小さな村で生まれ、幼い頃から料理に興味を持ち叔父のホテル・レストランの手伝いをしていたそう。ホテル学校を卒業しフランス最優秀アプランティにも選ばれた彼は交換留学でアメリカのレストランで一年半のキャリアを積んだ。
その後フランスやスイスの星付きレストランを経て同じくアルザス出身でニューヨークで活躍するシェフ Jean-Georges ジャン=ジョルジュのレストランでシェフを務め、ニューヨークタイムズの最高評価である四ツ星も獲得した。
The Ritz-Carlton New York ザ・リッツ・カールトン・ニューヨークのシェフなども務めた後、2015年にGabriel Kreutherをオープン、翌年にミシュラン一ツ星を、2019年に二ツ星を獲得している。
今作ではGabriel Kreuther ガブリエル・クライターのキャリアやアルザスの料理の伝統に触れながらレシピが紹介されており、前半部分にはアルザスのクラシックなレシピが、後半部分には二ツ星らしい洗練された料理が掲載されている。
素朴な料理からガストロノミーな一皿まで、伝統的なものからモダンな料理まで非常に充実した1冊だ。
edition: Abrams 社
368ページ
英語
2021年刊行
サイズ:縦 28.5cm×横 24cm×幅 2.5cm
ISBN: 9781419747823